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車検証の電子化のメリットとデメリット

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車検証の電子化

車検証 電子

筆者は会社の車両管理の業務をおこなっているのですが、車検証が電子化されてから一年以上が立ち、元々A4サイズだった会社の車両の車検証もほとんどがA6サイズでICチップが搭載された車検証に置き換わりつつあります。正直個人的にはA4サイズの車検証からA6サイズになったことで紛失のおそれが増したようにも感じています。また、ICチップの部分に関しては折り曲げ厳禁なので保管場所にも苦労しています。

一応スマホアプリなどでICチップを読み取ればいつでも情報を確認できますが、ただ実際に情報を見る機会は少ないです。以前は紙の車検証を確認すればよいだけだったのですが、A6サイズになったことで掲載されている情報が減っているので確認するためにはアプリでICチップからデータの読み込む必要があり、手間が増えた印象です。

車検証提示の新たな負担

メリット デメリット

 

電子化された車検証の一番のデメリットは、提示を求められた際の手続きが複雑化したことです。新しい車検証には車検有効期限が記載されておらず、単体での有効性確認ができません。ICチップのデータを読み込んで確認し、必要に応じてそのデータを印刷して提出する手間が発生します。

弊社では通信設備の保守点検時に立入禁止区域への許可を得るため、車両の車検証の写しを提出することがあります。この際も紙の車検証だけでなく、ICチップを読み取ったデータ(自動車検査記録事項)も必要になる場合があります。こうした手続きが、電子化の不便さを感じる大きな要因です。

書類の増加と今後の課題

車 ギア

現在は猶予期間ということで、車検証とともにA4サイズの自動車検査記録事項の書類が同梱されています。しかし、この書類が同梱されるのは3年間の猶予期間のみとのことです。それ以降は、自分たちでデータを読み込み、必要に応じて印刷する必要があります。この作業が増えることで、車検証電子化のメリットよりもデメリットが目立つように感じます。

日々の業務の中で、A4サイズの紙車検証の方が簡便で扱いやすかったと感じる場面が多々あります。電子化が進む中でも、実務の効率を考慮した形に改善されることを期待しています。

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