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テレコン装置修理

松栄ブログ テレコン(クレーン無線)

テレコン装置 遠隔無線操縦装置の修理について

当社ではテレコン装置(金陵電機㈱製)を取り扱っています。

テレコンとは
遠隔無線操縦装置のことで、離れた地点から無線でクレーンなどの設備を無線操縦する装置のことです。 制御器(送信機)の押ボタンやレバーハンドルなどで操作し、操作対象設備であるクレーンなどを自在に動かすことができます。

ハンディSテレコン82デジタルテレコン

当社ではテレコンの修理、点検も行っています。

テレコン修理を行っているといろんな不具合がみられます。

例えば、ハイパーテレコンの修理で持ち込まれた制御器を分解してみると、制御器ケース内やスイッチ類に大量の粉塵が入っていたりします。この粉塵によりスイッチ類が劣化していることがあります。

押釦スイッチの動作確認をしてみると一見は動作OKなのですが、分解して詳しく確認してみるとスイッチの接点抵抗が大きくなっていたり、スイッチ内の各部品が摩耗していたりします。

押釦スイッチ内の部品が摩耗するとスイッチを押したときにa回路(ノーマルオープン)とb回路(ノーマルクロス)が誤動作する場合があります。

ハイパーテレコンUVHタイプ

ハイパーテレコンでは、スイッチの故障やリレーの溶着による誤動作を防ぐため、各操作スイッチに【ON信号】とOFFを意味する【ゼロ信号】が各スイッチに設けられています。ゼロ信号は操作をONしていないことを表す信号です。このゼロ信号と、ON信号の両方を確認することで接点出力を出すようにしています。故障や溶着によりON信号が出力されても、ゼロ信号が停止しない限り、接点から出力されないようになっています。また、各ゼロ信号は起動時にも全て確認し、異常があれば操作を開始できないようになっています。

b回路はゼロ信号として使用しています。

押釦スイッチ(ノンロック式)の交換の目安は使用環境・使用頻度にもよりますが、交換基準はおよそ2年です。また、オプションで押釦スイッチには粉塵等の侵入防止としてダストカバーがあります。

テレコンは遠隔で操作が出来る便利な装置でありますが、使用環境によっては安全性が求められます。

ハイパーテレコンの制御器はIP65(防塵・防水)仕様となっていますが、使用環境・使用頻度によっては、制御器ケース内やスイッチ類に粉塵、水、油などの侵入により、故障し、重大な事故が発生する可能性があります。

安全に使用するにはやはり定期的な修理、点検をおすすめします。

操作無線化のお問合せは松栄電子工業まで

当社ではクレーン設備操作の無線化、クレーン無線操作機の更新などのご相談も受け付けております。その他操作機器の無線化にてテレコン導入のご相談などお気軽にお問い合わせください。

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