令和6年度滋賀県総合防災訓練　出展レポート

先日10月20日の日曜日、滋賀県の彦根港で開催されました「令和6年度滋賀県総合防災訓練」の展示ブースにて松栄電子工業㈱も参加いたしました。

今回は事後レポートということで当日の様子をまとめましたのでぜひご覧ください。

当日は朝６時頃から現地で準備をしようと現地に向かっている途中に主催者からの連絡で「強風のためテントを撤去しての開催とします」との連絡が・・・・

現地についてみると

散々な状況で一部のテントは強風であおられ、テントの上にテントが重なり散々な状況となっていました。一部のテントは柱が曲がってしまっていたり、テントのホロが破れてしまったりとの状況のなか設置業者と思われる方々が撤去作業中でしたので、弊社としても微力ながら撤去のお手伝いをさせていただきました。

弊社も含め企業出展のいくつかのブースは安全確保のためテントの撤去をしてからの準備開始となりました。

出展者によって異なりますが、ブース内では長机と椅子、展示用パネルが主催者側から貸出がありました。机と椅子は問題なく設置できましたが、このパネルが風の影響をもろに受けてしまうので使用は断念せざるを得ない状況でした。

何はともあれ、一般来場者の受付時間8時30分にはなんとか無事にブース設営を完了することができました。手前味噌ですが、出展ブースの中でも弊社が最も多く製品の実物を展示していました。

出展の内容

今回、展示した製品は以下のとおりです。

・止水板「みずからまもる君」

・水位センサー

・非常用備品収納　エレベーター椅子(ＥＶ椅子)

・折りたたみヘルメット

・バケツ扇風機(ミストワークファン)

・熱中症対策カムカムタブレット

・特定小電力トランシーバー

・簡易無線機トランシーバー

・デジタル小電力コミニティ無線機

・ＩＰ無線機

・事業所無線放送システム

・多言語放送装置「外国語」しゃべ～るホン

・2か国語しゃべ～るホン

・ペルチェ素子クーラーベスト

・一包化薬袋管理ツール「お薬束」

全15種の防災・減災関連製品を展示いたしました。

なかでも皆さんの反応が多かったのが止水板「みずからまもる君」です。

当時は写真にある黄色と赤色の止水板のサンプル品を展示させていただきました。製品を見ていただいた皆さんからは

「つい最近テレビで紹介されていのを見ました」「違うメーカーの製品を検討しているけど設置工事が必要で予算にそぐわないからこれならお手頃でいい」「思ったよりも軽くて簡単に置けそう」といった事を伺いました。

製品の詳細は下記のリンクからご覧いただけます。

止水板「みずからまもる君」

浸水対策として用いられるこの止水板ですが、土のうの代わりとしての役割や、従来の土のうと比べると設置が簡単という点が製品の特徴です。

弊社にて取扱い中の「みずからまもる君」は女性一人でも容易に設置が可能なうえに、重ねて保管が出来るため保管スペースの幅を取りません。

止水板のほかには、折りたたみヘルメットに関心を持たれた方も多い印象です。

弊社のブース内にオフィスデスクの引出しを設置しその中にすっぽり収納できるのを実際に見ていただきました。もちろんオフィスだけでなく、一般のご家庭でも本棚や玄関先の一角においていただいても場所を取らないヘルメットになります。

当日の来場者の層としては、滋賀県庁職員、消防署関係者、消防団員、地元関連企業、一般来場者といった具合でした。

一般の方々の中には自治会の防災組織内で使う災害時の連絡手段として無線機を探していたという方もいらっしゃいました。

弊社では自主防災組織への簡易無線連絡網構築のご提案と導入実績がございます。地域によって異なりますが、防災は「自助・共助・公助」の観点から自治会では共助(地域単位での協力による有事の助け合い)の促進として申請に基づいた補助金が支給されるケースもあります。

こういった補助金を利用して地域の連絡手段の整備を目的に無線機をご購入いただく案件が増えています。

携帯電話が使えなくなった場合の連絡を取り合う手段として最も選ばれているのがこの無線機になります。弊社では機器の選定・運用方法の提案・操作方法の指導など、使用者様のご要望にあわせて導入のお手伝いをさせていただきます。

防災訓練の様子

「防災展示・体験・PRコーナー」

弊社の出展ブースでは、実際の機能や使い方を見ていただき、製品を使用してから実勢に役に立つかどうか実感していただける機会になればと思い商品を揃えてみました。

ブースにお立ち寄りいただいた皆さまにはこの場を借り厚く御礼申し上げます。

当日は、出展ブースの他にも住民避難訓練、水防訓練など様々な訓練が実施されていましたので製品のPRをしている中でもサイレンや緊急放送の音が鳴り響く中での会話が難しいという発見がありました。

このような気づきによって、いざという時の対応の速さに関わってくるのだなとも思います。

防災についてもっと知りたい方や、最新の防災技術を体験してみたい方は、地域の防災訓練にぜひ足を運んでみてください。皆さまのお役に立つ防災情報が入手できるかもしれません。