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今回は無線機・トランシーバーの
話し方についてご紹介します。
無線機は一般的に交互通信方式という送信ボタンを押している間だけこちらの音声を相手に届ける「PTT(Push to talk)」という仕組みになっています。
交互通信方式では送信ボタンを押している間は相手からの音声を受信できません。
つまり自分が送信ボタンを押している時は相手の声が聞こえませんし、反対に相手が送信ボタンを押している時はこちらの声が届きません。
このような仕組みになっているため、こちらは話し終わりましたよという合図を送ります。
その合図が話し終わりに「どうぞ」と付け加えます。
この「どうぞ」という合図によってより確実に交互に通信することができます。
例えば、以下のようなやり取りです。
Aさん:こちらAです。Bさん聞こえますか?どうぞ
Bさん:こちらBです。聞こえています。どうぞ
~
Bさん:わかりました。どうぞ
Aさん;ありがとうございました。以上
このような感じになります。ちなみに「どうぞ」は会話を続ける・返信を求める合図で、会話の終わりは「以上」が合図になります。
ちなみに陸上自衛隊だと「どうぞ」ではなく「送れ」といい、「以上」を「終わり」というらしいです。
Aさん:こちらAです。Bさん聞こえますか?送れ
Bさん:こちらBです。聞こえています。送れ
~
Bさん:わかりました。送れ
Aさん;ありがとうございました。終わり
となるわけです。
ちなみにちなみに英語だと
Aさん:こちらAです。Bさん聞こえますか?Over
Bさん:こちらBです。聞こえています。Over
~
Bさん:わかりました。Over
Aさん;ありがとうございました。Over and out
となり、「どうぞ」→「Over」、「以上」→「Over and out」と表現されます。
無線機を使用する際の用語は他にもあり、マイクチェックなどをするときに「あ、あ、マイクチェックマイクチェック、マイクのテスト中」と言ったりしますが、無線機では「本日は晴天なり」といいます。
これは「今日は晴れです」と伝えたいわけでなくテスト中の文言になります。なので天気が悪くてもテストするときは「本日は晴天なり」と言います。
このような無線機特有の用語やルールを覚えることで実際の使用時スムーズに操作できるようになります。
是非試してみてください。
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