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今年もあっという間に時が過ぎ、1年の半分である6月も過ぎていきました。
6月といえば雨と紫陽花のイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。
日本の6月は、年間を通して最も雨が多く降り、湿度が高く、ジメジメとした気候が特徴です。
このため、好き嫌いが分かれる時期だと感じています。
さて、本題である梅雨が電子機器に及ぼす影響についてですが、主に2点挙げられます。
1点目は火災です。梅雨の時期に火災というのは想像しにくいかもしれませんが、実際に6月はトラッキング火災という火災が多く発生します。
トラッキング火災とは、コンセントと接続しているプラグや電源タップ周りに溜まったほこりが湿気を含み、差し込みプラグの刃の間に微弱電流が流れて火花が発生します。ほこりが炭化し、やがて電気回路が形成され、これがショートを引き起こして発熱・発火するのです。
対策は簡単です。定期的な清掃が最も効果的です。コンセントから電源プラグを抜き、乾いた布で周囲のほこりを拭き取りましょう。特に大きな家具の裏などの目に見えない部分は注意が必要です。また、コンセントカバーで未使用のプラグを塞ぐことや、絶縁処理が施された製品を利用することも有効です。
次に、2点目の影響は結露と金属腐食です。
日本の梅雨は平均で湿度80%に達し、近年では線状降水帯や集中豪雨による急激な湿度上昇も見られます。このような環境下では、電子機器の表面や制御盤内で結露が発生し、ショートの原因となるだけでなく、金属腐食や絶縁劣化も引き起こす恐れがあります。
以上が、梅雨が電子機器に及ぼす影響です。現代の生活は電子機器に大きく依存しており、その重要性は日々増しています。梅雨の時期には家から出ることが少なくなるため、ぜひこの機会に身の回りの電子機器を点検してみてはいかがでしょうか?(何か分からないことや不安がある場合は、事故を防ぐためにも専門の業者に相談するのが良いかもしれません。)
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