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雪国特有の車事情というものを皆さんご存知でしょうか?
筆者は岐阜県高山市の出身なため、雪には慣れていましたが、上京して雪国の常識が通じないと感じたことが多くあります。
まず雪国ではサイドブレーキをあまり使いません。理由としては駐車中に、サイドブレーキが凍結して、車を動かせなくなる可能性があるためです。
AT車ではPレンジに、MT車であれば1速またはリバースに入れて駐車します。
筆者が入社した際、社用車の運転終了後にサイドブレーキをかけ忘れることが多く、習慣化させるのに苦労しました。
父もサイドブレーキをかける習慣がありませんでしたが、一度だけサイドブレーキをかけて停車したことがありました。
その後車を発進させると金属がこすれるような不快な音が鳴るようになりました。寒さで凍結したわけではなく、サイドブレーキが錆びていたため、ブレーキが戻りきらなかったことが原因のようです。
この錆の原因は「凍結防止剤」です。塩化カルシウムが水に溶けることで、凝固点を下げて凍結することを避ける、凝固点降下という現象を利用しているそうです(水に溶けさえすればどんな物質でも起こる現象のようです)。
この塩化カルシウムには吸湿性・保水性があるため、車に付着した凍結防止剤が多くの水分を吸収して、車の錆を加速させてしまうようです。
雪国の中古車は買うな、と言われることがあるそうですが、これが原因です。仮に車のボディがきれいでも、凍結防止剤が付着する車の下部の錆が深刻な場合があります。
そのため、仮に冬でなくても、サイドブレーキをかけると、ブレーキが戻りきらないという現象が起こる可能性があります。現在、筆者は両親が乗っていた車を譲ってもらいましたが、雪国で走って10年近くが経過しているため、サイドブレーキをかける勇気がありません(笑)。
社用車のサイドブレーキは忘れず、必ずかけたいと思います。
その他にも雪国特有の事情として「軽油」が挙げられます。
軽油は低温になるとシャーベット状に凍ってしまう性質があります。通常は1号の軽油が販売されていますが、寒さの厳しい地域では2号、3号とより寒さに強い軽油が販売されるようです。もし雪国に仕事など行く場合には、現地で軽油を補給するほうが良いでしょう。
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