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IC-DRC1MK2  通達距離 徹底検証 part2

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デジコミ無線IC-DRC1後継機「IC-DRC1MKⅡ」徹底検証

デジタル小電力コミュニティ無線(以下、デジコミ無線)IC-DRC1MKⅡ(以下、MKⅡ)の発売に伴い、徹底検証を行っていきます。今回は検証記事の第二弾です。

前回の記事では従来機のIC-DRC1とその後継機であるMKⅡの変化した部分をご紹介しました。今回はどれくらいの距離まで通信が可能か実際に製品を使って検証していきたいと思います。前回の記事をご覧になってない方はこちらをどうぞ。

さて、現在メーカーで公開されているMKⅡの製品パンフレットの仕様を確認すると、市街地では約500m離れていても通信が可能と記載されています。
今回の検証では、この500mを基準に5つの通信チェックポイントを決め、その地点から通信が可能か試してみることにしました。

検証方法について

まずはこちらの地図をご覧ください。

 

①が弊社(松栄電子工業)になります。
ここから直線距離約500m前後に位置しているのが③~⑥になります。

 

検証の手順は以下の通りです。

・一人が①の地点で従来機のIC-DRC1(以下A)を持ち待機。

・もう一人が後継機となるIC-DRC1MKⅡ(以下B)を持ち③~⑥の地点を周って通信可能か検証。

・③~⑥地点での通信可不可を確認後、①とは真逆の方向に進んでいき通信可能な最大距離を計測。

・GPS機能を使用し、移動中も随時、AB間の通達距離を計測。

・ABともに通信の感明度を下記のメリット1~メリット5で判定。

メリット 感明度
5 非常に明瞭に聞き取れる
4 歪が多少あるが、明瞭に聞き取れる
3 音声が多少断続するが、通話内容は十分に聞き取れる
2 音声が断続し通話内容が聞き取れない
1 通話内容がほとんど聞き取れない

 

②の地点は、①から約170m離れた距離にあるのですが、ここでの通信状況をメリット5(非常に明瞭に聞き取れる)の基準にして他のポイントと比較していきたいと思います。

尚、各地点への移動時にも使い心地やその他搭載された機能についてレビューしていくことにしました。

 

検証1日目

天候:曇りのち雨

地点②の場合

地点 無線機(AorB) メリット 音量
A(IC-DRC1) 5 9~15
B(IC-DRC1MKⅡ) 5 9~15

①~②の直線距離は約170m。
①で通信を行ったA(IC-DRC1)も同様にメリットは5でした。

②は住宅地にある対向一車線道路付近で少し東のほうには高速道路がみえる場所です。

 

ABともにメリット5で通信可能。会話が聞き取れる音量9~15となりました。
Aは静かな場所での使用であれば5~10の音量でも十分に相手の音を聞き取ることができます。
Bは通信中に車が近くを通ると15くらいまで音量を上げないと聞こえづらいと感じました。

続いて、この結果を基準に地点③へ向かいました!③は会社から10分もかからない場所にあります。

当日は湿気がすごく、まとわりつくような暑さで汗が止まりません。滝のような汗を流しながら③に到着しました。

 

地点③の場合

地点 無線機(AorB) メリット 音量
A(IC-DRC1) 5 9~15
B(IC-DRC1MKⅡ) 5 15~25

①~③の直線距離は約492mになります。

ともにメリット5で通信可能。①は静かな屋内なのに対し、先ほどよりも周囲の環境が交通量の多い場所ということもありBの音量は25まで上げる場面もありました。

場所としては、地下鉄鶴舞線の庄内通駅の近くで車通りも非常に多いです。相手の通話内容を聞き取るには25ぐらいまで音量を上げないと聞こえませんでした。
(ちなみにABともに32が最大ボリュームです)

 

さて、ここからは通信の最大距離を測るためにGPS機能を使用し、③の地点から①とは真逆の方向へに進んでいき、通信できる距離の限界値を検証していきます。
距離はお互いの画面にメートルとして表示されます。また数値が出ない場合でも、お互いが近すぎたり遠すぎたりすると「近い」「遠い」と表示される仕様になっています。

 

距離600m:メリット5で通信可能。音量は③地点での音量のままです。
この場所はショッピング施設の駐輪場付近、大通りからは一本裏へ入った道路でした。

距離630m:メリット3~4。
先ほどの駐輪場横を住宅地の方へ遠ざかる方向にある場所になります。両側に建物がありました。

 

大きいビルやマンションなどに挟まれると通信は安定しづらいので、建物の間で通信を行うと途切れとぎれで音声が届くという感じでした。交差点などの開けた場所に戻るとメリット5で通信が可能になりました。

続いて④の地点に向かいます。もうこの時点で着ていたYシャツが汗で背中に張り付き、汗を拭いているハンカチもびしょびしょという状況でした。

④に向かう途中でラジオ機能を試してみると至って良好に聞くことができました。音質も良く、音が途切れるということもなく、ラジオを聞く分にはボリュームは15くらいで十分でした。ちなみに、ラジオと通話の音量調整は同じです。(ラジオを聞くときの音量が同じボリュームでも大きく聞こえるので、ラジオに合わせてボリュームを調節していると、急に通信が入った際に音が小さくて通話の内容が聞こえにくいのでご注意!)

 

地点④の場合

地点 無線機(AorB) メリット 音量
A(IC-DRC1) 5 15
B(IC-DRC1MKⅡ) 5 15

①~④は直線距離でいうと約430mになります。

またここでも通信の最大距離を測るために少しずつ遠のいて通信できるか検証してみました。

結果からいうと距離520m地点でメリット4というのが最大距離でした。これ以上離れてしまうと音声が途切れて会話ができませんでした。

③で通信した時より距離は100mほど短くなっているというのも周りの環境が大きく関わっていると思われます。④付近は住宅街でマンションなども多かったためこのような結果になったと考えられます。

 

よし、この調子でポイント⑤に向かうぞ!と意気込んでいたら急な雨に打たれこの日は検証終了となってしまいました。

2日目では残る⑤と⑥の地点で徹底検証を行いたいと思います。

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