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南海トラフ地震は、この先30年以内に発生すると言われています。
国や自治体、病院や鉄道などの公共施設、そして多くの企業が対策(BCP)に取り組んでいますが、実際に自分がその場にいたらどう行動するかは、なかなか想像しにくいものです。
震度7クラスの地震は、地震体験車で感じる揺れとは比べものにならないほど恐ろしい未知の世界でしょう。

だからこそ「起きた瞬間」「その後の行動」を、今のうちに考えておくことが大切だと思います。
ここでは平日の通勤時間帯を想定します。
皆さんも自身に当てはまるシーンを思い浮かべながら考えてみてください。
| 通 勤 手 段 | と る べ き 行 動 ( 例 ) |
| 車 | ・落ち着いて車を停める
・車外の安全な場所へ避難 ・揺れが収まるのを待つ (状況にあわせて判断) |
|
バス
|
・安全な場所で停車し、揺れが収まった後に運転手の指導に従う |
| 電車・地下鉄 | ・ 緊急停止のあと案内に従い外に出る
→焦って我先にと急がす、落ち着いた行動をとる |
| 徒歩・自転車 | ・頭部を守る※カバン等を頭に直接つけない
→落下物が当たってしまった場合でも衝撃を直接受けないようにする
・崩れる恐れのあるモノから出来るだけ離れる →建物や塀などに注意、築年数が経っている家屋やブロック塀は倒壊の危険性が高いので特に注意
・開けた広い場所へ避難する →可能であれば公園や平面駐車場など広い場所へ逃げ、揺れが収まるのを待つ |
車で移動中の場合
地震発生時、車はまっすぐ走れない可能性が高いです。
安全な場所に停車し、車外へ出て周囲の安全を確認しながら揺れが収まるのを待つ必要があります(状況判断が重要)。
バスで移動中の場合
バスも安全な場所で停車します。
揺れが収まった後は、運転手の指示・誘導に必ず従いましょう。
電車・地下鉄の場合
緊急停止します。
案内に従って外へ出ることになりますが、このとき我先にと急がず、落ち着いて行動することが重要です。
不安や動揺は避けられませんが、冷静な判断が命を守ります。
※トンネル内は、地上より比較的安全と言われています。
次に悩むのが、
・家に帰るのか
・会社に向かうのか
という判断です。
その場の状況や自分の居場所によって判断する必要がありますが、通勤時間帯であれば車での移動はほぼ不可能になり、徒歩での移動が中心になるでしょう。
電車やバスは最寄り駅で止まり、駅が一時的な避難場所になる可能性もあります。
そこから自宅・会社・近隣の避難所へ向かうことになるかもしれません。
大きな問題は ”「どの方向に歩くか」” です。
通信回線は非常電源で一時的に回復する可能性はありますが、長時間は期待できません。
そのため、まずは家族との安否確認が最優先になるでしょう。
| 【 どの方向へ歩くか 判断のために役立つ準備 】 | |
![]() 地図非表示 充電切れ 通信不通 |
事前に想定
災害時にはスマホの地図は 使えないかもしれないと思っておく |
![]() 通勤ルート 周囲の景色 覚える |
日頃から
通勤ルートや周囲の景色を 頭に入れておく |
![]() 途中にある避難場所の把握 |
通勤路にある避難場所を把握しておく |
こうした準備が役立つかもしれません。
ただし、建物倒壊などで景色そのものが大きく変わる可能性も十分にあります。
朝の通勤時間帯より、夜の通勤時はさらに深刻です。
停電により街は暗闇となり、行動が極めて困難になります。
また休日に、「買い物中」や「遠方へ外出中」だった場合、自宅が無事でも帰れない可能性があります。
そうなれば、長期の避難生活を余儀なくされるかもしれません。
災害時に特に重要なのが、
家族と離れた場合の待ち合わせ場所を決めておくこと
です。
それぞれの行動パターンを考え、「平日」「夜間」「休日」など、起こり得る状況を家族で一度想定してみることをおすすめします。
ここからは、各企業のBCP(事業継続計画)をもとにした目安です。
| ライフライン | 復旧までの流れ |
|
電気
|
発電設備の点検後、問題なければ順次再開 |
|
水道
|
水道管が破損すれば断水 給水車による一時対応 完全復旧には長期間が必要 |
|
ガス
|
都市ガス:安全確認に時間がかかる プロパンガス:比較的復旧が早い 目安として約1か月必要 |
|
モバイル通信回路
|
停電で一度シャットダウン 非常電源で1~2日程度通信可能 本格復旧まで 7日~30日程度 |
※いずれも確実なものではなく、状況次第です。
復旧には最低でも約1か月はかかると考えた方がよいでしょう。
そして、その復旧は支える人たちが無事であることが前提です。
だからこそ、
個人としての備え
災害時の行動を考えておくこと
これが、大きな災害を乗り越え、生きていくために最も重要だと私は思います。
(官公庁や各企業の詳細な災害対応についても調べてみるとより安全)
災害時に備えて、
事前に地図アプリで地図をダウンロードし、自宅と会社を登録しておくと、通信が不安定な状況でもルート確認に役立ちます。

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