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観光業に大打撃 コロナ禍での旅行の実態

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猛威を振るい続けるコロナ

雪が降り、寒い日が続く2022年の2月。このブログを書いている日も朝から雪がちらついて、冷え性の私は一刻も早く夏が来てほしいと願っています。今年の冬場もコロナが猛威を振るい、毎日数万人規模での感染が続いています。弊社の所在地である愛知県も蔓延防止が適用され、外出するのにも億劫になってしまっています。

弊社では、例年春先に社員旅行を行いますが、昨年に続き今年も実施が不透明のままです。旅行会社の営業担当とお話しする機会がたまにありますが、どこの会社も「旅行業だけではやっていけないから」とおせちやお菓子などの販売もしているとのことでした。

国土交通省の観光業への影響の記事を見ると、感染拡大防止で国際的にも制限を実施していることにより、コロナ禍以前においては毎年増加していた外国人観光客はほぼ皆無となっているそうです。宿泊業においても予約状況が2019年と比べて7割以上減少し、緊急事態宣言が出されていた5月は9割近くの事業者に大打撃を与えたという結果が出ています。世界的に見てもロックダウンなどの影響から、2020年(1月~5月)の世界の観光客が3億人減少しており、約3200億ドルの収入が損失したと言われています。

UNWTO(国連世界観光機関)は世界経済危機の3倍の損失であると発表し、過去最低レベルに数値が落ち込んでいます。

一時のGoToトラベルの影響で国内は2021年の11月、12月までにコロナ禍以前の予約状況に近いところまで回復しましたが、年明けからオミクロン株の急激な感染拡大により、またしても大きな影響を受けています。3回目のワクチン接種が進んでいるとはいえ、まだまだコロナが落ち着く様子が見られず、感染者数は日に日に増えていくばかりです。

海外はおろか、国内旅行もままならない最近のコロナ状況のうえ、愛知県の蔓延防止で外食も控えるようになりストレスの溜まる休日を過ごしています。早く普通の日常を取り戻したいと思う反面、アフターコロナに対応する新たな様式の旅行が現れる事を期待して、もうしばらく踏ん張りたいと思います。

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