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BCLという趣味

 

BCLが流行した当時を振り返ってみます。

え…何それ?と思う方も多いのではないでしょうか?

特に若い人!!

 

BCLとは、「放送を聞く人」を意味する「Broadcast Listening」のB,C,Lの文字を使った略語です。

「放送を聞く人」という意味だと、単にラジオを聴くだけだったり、車を運転しながらラジオを聴くドライバーさんなどもBCLになってしまいます。

しかし、BCLは短波放送等の遠距離放送を受信して、

  • 受信報告書を書く
  • ログを取る
  • 受信状況をチェックする

以上のような聞き方をする人を指します。

 

BCLは1970年代の中頃から盛り上がり、1980年代に大流行。

当時は、テレビや雑誌などに取り上げられるなど、かなり注目されていた趣味でした。

しかし、1990年の初め頃から下火になり…

下火になった背景としては、インターネットの始まりが大きかったのではないでしょうか。

テレビでは、衛星放送も盛んになり、海外の情報がビジュアルで簡単に手に入るようになったことで、わざわざラジオで海外の情報をゲットしなくてもよくなってきたというのも背景にあったと思います。

 

私がBCLを始めたのも大体1970年代の後半だったと思います。

当時の私は小学生。

あの頃は、ゴールデンタイムに短波ラジオのCMが流れていました。

大手家電メーカーがこぞって販売してましたね。

 

・ソニーのスカイセンサー

・ナショナルのクーガプロシード

・三菱電機のジーカム

・東芝のトライエックス

・三洋電機のパルサー

・日立のサージラム

 

う~懐かしいですね!

私はナショナルのクーガ2200を持っていました。

オークションサイトを見ると未だに高値で取引されています。

約5年前まで所有していたのですが・・・

さすがに要らないだろうと思い処分してしまいました。

今考えれば、モッタイナイ・・・

 

最近では

日本の家電メーカーでは短波ラジオを作っていないようです。

ほとんどの製品が中国や台湾製で、価格も安く10000円前後で高性能。

 

ちなみに購入してみて聴いてみました。

未だに日本語放送をやっている国もあるんですね。小学生の頃に戻った感覚でした。

最近ではレトロブームというのが来ているので、BCLがまた流行するのも時間の問題かもしれないですね!

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