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先日、「第2級電気通信工事施工管理技士」の試験を受験してきました。
ネットワークの発展でますます需要の高まるこの資格について軽くご説明したいと思います。
この資格はまだ歴史が浅く2019年から始まったばかりの「一般財団法人全国建設研修センター」が試験を実施する新しい国家資格です。
試験は2部構成となっており、1次試験はマークシート形式で2級であれば特に受験資格はありません(17歳以上)
2次試験は筆記試験になっており、電気通信工事に携わった経験が一定以上ないと受験資格が得られません。私は入社3年目でして昨年度の工事で受験資格を得ました。
そもそもこの資格で何ができるようになるかというと
建設業法上の営業所の「専任技術者」や電気通信工事の「主任技術者」「監理技術者」として従事することができます。人手不足が深刻なこの業界において重宝される資格ということですね。
他にも所属している会社にも貢献できる資格であり、会社における経営事項審査の技術力評価の点において、資格者1人につき5点が加算されるシステムになっています。この得点は会社の技術力として評価されるため、公共工事受注の際に非常に役立つのです。
合格ラインは6割ということで1次試験であれば24/40点
2次試験は正式な得点は教えてもらえないのですが、同じく6割だそうです。
1次試験
まずは1次試験について。1次試験はよくある4択問題です。技術的な問題が6割くらい、法規的な問題が4割といったところでしょうか。
この試験の面白い特長は、一部の問題を選択して回答できるところです。「第1問から第10問の中から7問答えよ」というように、自分の自信のある分野の問題を回答できるようになっています。
問題については、過去に受験した1陸特(第一級陸上特殊無線技士)や二種電工(第二種電気工事士)で見たことあるようなものがあったり。かと思えば聞いたこともない分野の問題が突然出題されたりします。かなり専門的な知識を要求されるので、勉強時間はしっかりと確保して受験に臨んだ方がいいと思います。
2次試験
2次試験については1次に比べて、準備がより必要となります。
というのも自分の最近(ここ5年間)に経験した工事についてどのような工事だったかと、工程管理上注意したことや安全管理上注意したことなどを記述で回答することになります。小論文のようなものを要求されるわけです。しかしこれは聞かれる内容が決まっているのでしっかりと準備・推敲し、社内で上司や先輩方に見てもらって本番までにブラッシュアップしましょう。(私は準備する時間が無くて本番はかなり残念な文章になりました…。)
また、それとは別で1次試験で聞かれたようなものについて名称や働き、特性などを『記述式』で回答をする問題が出題されます。選択肢から選ぶ問題もありますが、1次試験に比べると難易度はかなり上がっているように感じます。
結局私はどうだったかというと…
合格発表はまだなので確定ではありませんがたぶん落ちました…。
というのも公私ともに忙しく、まとまった勉強時間が取れなかったのが原因です。
それでも1次試験の自己採点は26/40なので合格ラインの6割にぎりぎり届いていることから、次回からは1次試験が免除になりそうです。
次回の2次試験では入念に準備をしてしっかりと臨みたいと思います。
このブログを読んでいる方で、試験を受ける予定がありましたら入念に準備をしておくことをお勧めいたします!
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