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デジタル化のこれから「電波の可能性」

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現代社会に必要不可欠なもの

私たち人間はより良い生活を求め発展してきました。近年の急速なIT技術の進歩により、世の中には利便性に富んだ物やサービスが溢れかえり、デジタル化時代の真っただ中を私たちは生きているのではないでしょうか。そんな現代の生活に欠かせない存在が「電波」です。

 

皆様は「電波」についてどのくらい知っていますか?

私は弊社に入社するまで電波というものについて深く考えたことがありませんでした。

 

昨今の情報共有に欠かせないものとなったスマートフォンをはじめ、電子レンジやテレビ、キャッシュレス決済など私たちの生活を取り巻くほとんどの物やサービスに電波が利用されていますが、「目に見えにくいもの」ということもあり存在を意識することはあまりないと思います。

 

電波とはそもそも何なのか。簡単に言えば「電磁波」の一種になります。もう少し詳しく述べると電磁波のうち周波数が3THz以下のものを「電波」と呼んでいます。これを池に例えると、池に物を投げ入れると水面に波紋が生じます。この波紋を電磁波とし、その波が1秒間に波打つ回数が3兆回以下のものを電波と言います。

電波はこの波紋の波打つ数、いわゆる”周波数”の違いによって異なる性質を持ち、その性質の違いや特徴に応じて通信や放送、医療分野など様々な用途に使用されています。

 

電波は人間が作り出したものではなく、元から自然界にありました。19世紀中頃に電気を放電して起こる雷が落ちた際、遠くまで影響を及ぼす力、「電波」の存在を発見します。その後1864年にイギリスの物理学者のマクスウェルが電波も光と同じ電磁波の一種であり、光と速度が等しいことを理論的に証明し、1888年にはドイツの物理学者であるヘルツがマクスウェルの理論を実験で確かめ、電波が本当に存在すること、光と同様に反射、屈折するという性質を持っていることを突き止め、電波の存在を確立させていきました。その後、人類は1895年にイタリアの発明家マルコーニの無線電信の発明を機に電波を利用していくこととなります。

 

近年では「自動運転化技術」においても車間制御システムや衝突回避など電波の特徴を生かしたアプリケーション開発が行われるなどしています。凄まじい速度で進歩していくデジタル化時代。その中心となる「電波の可能性」に期待していきたいと思います。

 

また、弊社では電波を発射して使用する無線機等、各種製品を取り扱っております。無線機も年々進化しており、多種多様に要望にあわせてお使いいただけるかと思います。HP内でもいくつか製品をご紹介しておりますので、気になるものがございましたらお気軽にご相談ください。

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