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皆様、突然ですがモールス信号というものはご存じでしょうか?映画やドラマなどで見たことがあるという方も多いのはないのでしょうか。ちなみにTVでたまにニュース速報が流れると思いますが、全ての放送局というわけではないですがメーテレ(NBN)なんかだと、あの時最初に流れる音もモールス信号だそうです。弊社では無線機や通信機器といったものも取り扱っているのですが、モールス信号機を使った通信も無線通信に含まれるということで、詳しいことは全く知らなかったので今回、調べて記事にしようと思った次第でございます。
まず初めにモールス信号は1837年に発明家の「サミュエル・フィンレイ・ブリース・モールス」によってアメリカで誕生しました。名前の通りモールス信号の名前は人名が由来です。
日本に初めてモールス信号機が来たのは1854年黒船来航の際、マシュー・ペリーが日米和親条約を締結した時に、実はモールス信号機を日本に持ってきたのです。こちらの信号機は国の重要文化財として今でも郵政博物館に保管されているそうです。
モールス信号は、短点と呼ばれる「トン」と、長点と呼ばれる「ツー」を組み合わせて、離れた場所にいる相手と意思疎通を図るために開発されたものです。この短点の「トン」と長点の「ツー」からモールス信号を「トンツー」と呼ぶ人もいます。
短点と長点の二つを様々な状態に組み合わせることで、日本語や英語、数字まで伝えることができるのです。
和文のモールス信号は、イロハニホヘトといった通り50音あります。それに加えて、点々がつく濁点や丸がつく半濁点、伸ばすときに使用する長音符号などがあります。モールス信号は、軍隊や船、電報などで使われていました。
現代のように通信手段が発達していなかった時代、モールス信号は重要な役割を持っていました。しかし、「トン」「ツー」だけで成り立つモールス信号を理解するには多くのことを覚えなければなりません。
軍隊や自衛隊は、国の安全を守るため多くの情報をやり取りする必要がありました。そこで和文のモールス信号が覚えやすいように様々な工夫がなされていました。今回はそれらを簡単にご紹介したいと思います。
日本海軍や陸軍で使用されていた覚え方だそうで、簡単にいうと語呂合わせで覚えるというものです。
この覚え方はモールス信号に全くかかわったことのない人でも覚えやすい方法だそうです。
たとえは和文モールス信号の「ハ」は「-・・・」となります、これを同じようなリズムを持つ「ハ」から始まる単語に当てはめて覚えるのです。ちなみに「ハ」は「ハーモニカ」、ラは「・・・」と表すので「ラムネ」というように覚えます。最初の文字と、モールス信号の音調に合わせた覚え方をしていたようです。
自衛隊などでは音感法と呼ばれる方法でモールス信号を覚えていたようです。
合長音法で頭に詰め込んだ場合、実務になると長い言葉の変換が追い付かないこともあるようです。それに比べ、音感法はモールス信号を語呂合わせではなく符号の音で直接覚えるため実務の時役立つそうです。先ほどと同じように「ハ」を例にとって説明すると、「ハ」は「-・・・」で「ツートトト」と音で覚えます。合長音法での覚え方だと「-・・・」という音を聞くと「ハーモニカ」だから「ハ」という風になります。ですが音感法では「-・・・(ツートトト)」を聞いた瞬間に「ハ」ということがわかるためその符号がどの文字を指しているのか瞬時にわかるようになるのです。音感法で覚えると音で瞬時に符号を認識できるので実践向けの覚え方になります。
モールス信号は音だけではなく光を使って遠くにいる人へメッセージを送ることができます。状況によっては、モールス信号の音調を利用し手などを使って、音を出してメッセージを伝えることもできます。
「引用元:https://kirari-media.net/posts/6197」
インターネットが発達した現在では、文章だけでなく音声や映像が簡単に送ることが可能になり、さらに無線機なども進化しています。そういうこともあり、モールス信号はほとんど使われなくなりました。それでも自衛隊では今でも使用されているみたいです。私たちでも映画のようにいざというときに役に立つかもしれません。話の小ネタにもなりますし、覚えておいても損はないかもしれませんね!
冒頭でも述べたように、弊社では無線機や通信機器といったものを取り扱っております。様々な種類があり、きっとお客様の事業の手助けになると思います。無線機が欲しいけど、どの様な無線機が合っているかわからないという声も多く聞きます。ですので、とりあえずお問い合わせください。お客様の要望に沿ったものを提案いたします。また弊社HP内にはお取扱いしている無線機を一部紹介しております。そのページを見て気になるものがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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