8:45~17:30 土日祝定休
NHKスペシャルドラマ「こもりびと」を見る機会がありました。
ご覧になられた方もいらっしゃると思います。
現在日本には、ひきこもりと呼ばれる方々が100万人以上いるとされており、8050問題としても、度々テレビで取り上げられることが多くなっています。
NHKでは“#こもりびと”というテーマで、様々な特集を組んで取材した内容を放送しており、その一つが今回のドラマ「こもりびと」でした。
就職氷河期の中で苦しんだ主人公の胸の内、社会や家族との関わりの断絶にいたる過程・・・
見ていると胸が締め付けられるような気持ちになりました。
その中で、とても印象に残っているセリフがあります。主人公の姪が、就職活動の中で苦しみながらもようやく企業から内定をもらい、主人公に話しかけるシーンです。
「学校生活の中では、いつもみんなと一緒であることを求められて、少しでも秀でると叩かれる。それなのに、就職活動になったら“個性を出せ”と言われる。そんなこといきなり言われてもわからないよ・・・」
私も、就職氷河期の真っただ中に就職活動を行った一人です。何十社と受けても受けても落ち続ける状況に、自分自身を丸ごと否定された様で、心が折れそうになったことをよく覚えています。
ここ数年、会社の採用活動に携わらせていただく中で、学生さん達と触れ合う機会が多くなりました。面接でお会いすると、昔の自分の姿を重ねながら、心の中で“がんばれ!”と応援し、その方がリラックスして自分自身を出せる為にどうしたらいいか、試行錯誤を続けています。来てくださる学生さんと一緒に、きっと私自身も、あの就職活動から“私の個性ってなんだろう?”と自らに問い続けている一人ではないかと思います。
弊社も、若い社員の方達が増えてきました。ぜひ若い人たちの個性が花開く会社づくりができたらいいなと、先輩の皆さん方と日々知恵を絞りながらがんばっていきたいと思います。
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