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ポップカルチャーから学ぶことと期待

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ポップカルチャーの魅力と力

2020年はコロナウイルスという未知の戦いをした1年となりました。

夏に予定されていた東京オリンピックは延期、国内のプロスポーツは開幕延期、観客数制限、アーティストによるコンサートやライブは延期もしくは中止、友人との食事会もできなくなってしまい個人的に楽しみにしていたことが8割くらい無くなってしまいました。

また政府により、昨年4月7日に緊急事態宣言が発令されました。我々はステイホームするしかなく宣言解除までの約2か月間とても長かったような気がします。更に今年に入り東京や愛知など一部地域で再度の緊急事態宣言の発令となりました。これ以上感染者が爆発的に拡大することなく今後再度緊急事態宣言が発令されることがないように願うばかりです。

 

そんなコロナ禍でも一つ気になった出来事があります。それは「鬼滅の刃」の大ブームです。

映画が公開されたときは社内でも話題になりました。

私自身は漫画も読んでいなければ、アニメも見ていません。しかしながらニュースを見ているといわゆる“鬼滅ブーム”を取り上げたニュースが毎日のように取り上げられていました。

今回このブログで取り上げるのは鬼滅の刃の内容ではなく、日本のアニメや漫画から学んだことが私の中であったので今回紹介し取り上げてみようと思います。

まずは「鬼滅の刃」から。

2,3年前に「鬼滅の刃」と書かれてもどう読むか分からなかったと思います。私自身この読みを初めて知ったのは去年の夏頃です。恥ずかしい話ですが、「」を「やいば」と読むことも同時に初めて知りました。

大人になって漢字の読みの勉強をするなんて思いもしませんでしたが、もしかしたら今の小中学生に「刃」をどう読むか聞いたら「やいば」とほとんど答えられるかもしれません。

少し余談にはなりますが、私の好きなアーティストの曲のタイトルの一部に「寡黙(かもく)」という言葉が出てくるのですが読みも書きも完璧に覚えていて、言葉の意味も答えられます。実体験なのですがこの「寡黙」の書き問題が大学受験の際に出題され、自信があったので答案用紙にすごく丁寧に書いた思い出があります。

もしかしたらこのブログを読んでくださっている方に似たような経験があるという方がいらっしゃるかと思います。

次に取り上げるのはスポーツを題材にしたアニメや漫画についてです。

大空翼に憧れてサッカーをしている。いつか一緒にプレーをしたい。

これは「キャプテン翼」の影響を受け、海外で活躍するプロサッカー選手の中にこのような事を言っている選手が多数いるそうです。

海外でもアニメが放送されており、海外でサッカーをプレーしている人にも大きな影響力を与えたと言われています。

スポーツのルールをこうしたアニメや漫画で知ったという方も少なくはないと思います。何かを始めるきっかけがアニメや漫画からだったという人も多いのではないでしょうか。

 

私は2020年“ポップカルチャー”に非常に期待をしていました。

ポップカルチャーとは大衆向けの文化全般のことを表しますが,現在では「訴求力が高く,等身大の現代日本を伝えるもの」という意味でも使われます。具体的には,漫画,アニメ,映画,ゲーム,ライトノベル,ポピュラー音楽,テレビなどのことを指し,これらの作品やイベントを通じてポップカルチャーに触れ,ファンになったことで,日本語や日本文化に興味を持ったという人は世界中に数多くおり,今やポップカルチャーは,日本に対する理解や信頼を深めるための重要なツールのひとつになっているものです。(外務省ホームページ「ポップカルチャー」とはより引用

皆さんはリオデジャネイロオリンピックの閉会式の内容を思い出すことができますか?

私は閉会式の一部の演出で次の大会の主催国である日本・東京が用意した歓迎ビデオを今でも動画サイトで検索をして見る時があります。日本らしさが溢れる映像の中にはたくさんの有名なアニメキャラクターが登場し、最後にはマリオに扮した安倍元首相が会場に登場をするという演出でした。

日本を盛り上げてくれるのは国民や海外から日本を訪れた人達だけではなくこの“ポップカルチャー”がかなりの影響力があると数年前から考えられていたので、ふたを開けてみてこのような現状となっていることが非常に私は残念です。

 

最後になりますが「鬼滅の刃」は主人公が鬼と化した妹を人間に戻すために敵と戦う物語だと聞きました。私たちは今コロナウイルスという未知との戦いをしています。いつかは終息=勝利のために感染予防対策は“全集中”で取り組んで参りたいと思います。

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