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なんて暑い夏でしょう、暑すぎます。9月に入りましたがまだまだ残暑は厳しいです。
8月は体温以上の気温なんて、もう日本は亜熱帯気象になっているのではと思います。
沖縄は元から亜熱帯気象ですが、最近は名古屋や岐阜、日本最高気温に並んだ静岡県浜松など東海地方の方が暑かったりするので正直異常です。
四季がある日本本来の温帯湿潤気候とは程遠い気がします。
そしてこのままでは冬がなくなるのではないでしょうか。そう思わせるぐらい今年の夏は暑いです。
この酷暑はやはり地球温暖化の影響でしょうか。世界各地で異常気象が発生し、それに伴う被害もニュースになってますね。いつからこうなったのでしょう?
調べると18世紀中ごろ産業革命が起きたころから地球の気温はずっと上昇しているようです。産業革命といえば石炭を使用した蒸気機関が導入されるなど、石炭や石油の化石燃料使用による二酸化炭素の排出が増えていった温暖化の分水嶺として納得は行きます。
どれぐらい昔と今とで温度が違うのかと思い、過去の名古屋8月の気温をざっくり調べてみました。
年代 | 最高気温 | 月平均気温 |
猛暑日 月間日数 |
1970年 | 36.8℃ | 26.7℃ | 2日 |
1980年 | 34.1℃ | 25.1℃ | 0日 |
1990年 | 36.9℃ | 28.4℃ | 6日 |
2000年 | 37.9℃ | 28.8℃ | 16日 |
2005年 | 36.7℃ | 28.1℃ | 13日 |
2010年 | 37.3℃ | 29.4℃ | 13日 |
2015年 | 38.4℃ | 28.1℃ | 12日 |
2018年 | 40.3℃ | 29.7℃ | 20日 |
2019年 | 38.0℃ | 28.9℃ | 13日 |
2020年 | 38.2℃ | 30.3℃ | 22日 |
こうしてみると分かる通り、昔も最高気温が高い日はありましたが、特に気になるのが平均気温の上昇と猛暑日(35℃以上)の日数が明らかに増えていることでしょうか。
昔も最高気温は高いようですが、平均気温が低いのと猛暑日の日数が明らかに少ないです。
今年の夏は特に暑く、平均気温が30度を超え、ここ近年で一番暑い8月です。
明らかに昔に比べると暑くなっているといえます。
冬はどうなのかということで、名古屋の2月のデータも調べてみました。
年代 | 最低気温 | 月平均気温 | 氷点下
日数 |
1970年 | -4.5℃ | 4.5℃ | 16日 |
1980年 | -4.0℃ | 3.4℃ | 20日 |
1990年 | -0.1℃ | 8.5℃ | 1日 |
2000年 | -3.9℃ | 3.5℃ | 20日 |
2005年 | -3.1℃ | 4.8℃ | 8日 |
2010年 | -1.2℃ | 7.0℃ | 2日 |
2015年 | -1.5℃ | 5.7℃ | 6日 |
2018年 | -3.2℃ | 4.7℃ | 12日 |
2019年 | -0.5℃ | 7.2℃ | 2日 |
2020年 | -2.2℃ | 7.1℃ | 3日 |
昔でも暖冬、近年でも寒い年もありますが、基本的には平均気温の上昇と氷点下を観測した日数も減少傾向にあり、冬も暖かくなっています。
上記の2つの表は気象庁HP「過去の気象データ・ダウンロード」http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.phpのデータを参照しています。
今振り返ると2018年は冬は寒く、夏は暑かったのかと思うと非常に最悪です・・・。
昔の冬というと具体的な年は忘れてしまいましたが、私が若いころ友人と長野にスキーへ行ったときのことを思い出します。その日は何十年に一度の大雪で、スキー場へあと数km手前のところでトラックが横転して通行止めになり、スキー場へは行けず家へUターンということがありました。あとでスキー場にいけた他の友人に聞くと大雪でリフトが埋まりスキーは出来ず、家にも帰れず、宿で缶詰状態で最悪だったようです。
筆者の実感ですが、この年の冬が一番寒かったと記憶しており、それ以来そんな寒い冬は特にここ数年は、再来していないような気がします。
近年は名古屋では降雪までいくことが珍しい状況で、岐阜や長野のスキー場も雪の量が少なく、営業が難しいというのをニュースで耳にしました。
このまま気温が上昇した場合、最低気温は0℃を超え、最高気温は40℃が当たり前で45℃なんてこともありえそうです。
実際にアメリカロサンゼルスでは今年9月6日に49.4℃を記録したそうです。
気温の上昇にともない気候が変わることで生活も変化し、例えば農産物も日本でできる種類や味もかわるでしょう。
それに、弊社が携わっている無線機やクレーン無線操縦装置(テレコン)などの、電子機器の温度への耐用規格がひょっとして変わるのではないでしょうか?
規格にも機器によってばらつきはありますが、大体-10℃~40度前後の規格となっています。それが氷点下対応はなくなり、その分高温対応が必要になって0℃~60℃ぐらいに変わるかもしれません。
日本は四季があるからこその文化があると思います。
寒いのは暖かい物を着ることで対応できますが、暑い日の対応は寒い日の逆(裸になる)にはなれないです、室外での暑さは完全に避けることは難しいです。
やっぱりこれだけ暑くなるとこれ以上の温暖化は避けたいと思いつつ、ただ冷房も手放せない暑さで、頭の痛い話ですができることは実施していきたいものです。
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