松栄ブログ 松栄ブログ

暖冬は続くのか?

松栄ブログ

暖冬は続くのか?

この冬、日本は異常なほど暖かいです。やはり地球温暖化のせいでしょうか。

名古屋では初雪が2月10日にやっと観測されましたが、1891年に統計開始以来、最も遅い記録だった1901年の1月21日を119年ぶりに更新しています。

降ったといっても、積雪にはなるほどではありませんでしたが。

名古屋市内で雪が降らないのはありがたいです。市内で積雪があると交通機関がパニックになってしまいます。私も通勤には大迷惑です。

しかし、雪が降らないと困る地域もありますよね。スキー場や雪景色の観光地も困っているみたいです。

 

と暖冬傾向のこの冬これから気候はどうなるんだと気になり、気象庁HPを覘いてみました。

気象庁のHPにて3か月予報などこれからの気候を予報したものが出ています。

向こう3か月の天候の見通し 東海地方 2 月~4 月

これを見ていただけるとわかると思いますが、東海地方はこの先も暖かい予想となっています。

他の地方は皆さんの方で気象庁のHPで確認していただければ助かります。

気象庁HP 3か月予報

 

東海地方の向こう3か月の天候の見通しを見た限り、地球温暖化の影響もありそうですが、予報のポイントの部分にあります偏西風の蛇行正の北極振動が影響を与えているみたいです。

偏西風の蛇行により冷たい空気が日本に張り出してこないのは、原理はともかく偏西風に阻まれるのだろうということは分かります。

の北極振動とは何でしょうか?

こちらも気象庁のHPにて解説がありました。

北極域の海面気圧が平年より低く、中緯度域の海面気圧が平年より高い場合を「正の北極振動」と呼びます。その逆を「負の北極振動」と呼びます。

抜粋元 :令和元年12月以降の高温と少雪の状況について 別紙2「北極振動」について

このままでは暖冬になる理由がよく分かりませんね。

ここからは大分古い記憶を思い起こしてもらえると助かりますが、理科の授業で気圧が高いところから気圧が低いところへ空気が流れるということを習ったと思います。

という前提で考えると正の北極振動の場合は北極域の気圧が低く、中緯度域(日本が含まれる緯度の地域)の気圧が高い状態のことを言っているので、北極域の冷たい空気が日本がある中緯度域に入ってこない、入りづらい状態になるわけです。なので暖冬傾向になりやすいのです。

負の北極振動が起きている場合は逆のことが起きますので、北極域の冷たい空気が中緯度域に入ってきやすい状態なので、厳冬、寒い冬になる傾向が強くなります。

長々と書きましたが、今年は皆さん感じている通り暖冬傾向になりやすい材料が揃っているということです。

 

ここからは余談ですが、暖冬の影響といえる出来事がありましたので、紹介します。

私の家では小さい畑があるので野菜や果物を自分の家で食べる分を作っています。

毎年イチゴも作っているのですが、今年は様子が変です。

ちょっとイチゴの様子をみていなかったら、すでに花がいっぱい咲き大きなイチゴも3個ほどなっていました。
毎年この時期は少し花が咲き小さい実をつけることはありますが、食べれそうなイチゴがなったことはありません。

この時期の花や実は苗になるべく負担をかけないようにする為、5月~6月頃の収穫時期においしいイチゴがなるように摘んでいます。

このイチゴも大きいけどあまりおいしくないだろう思っていましたが、食べてみてびっくり、すごくあまくておいしいイチゴでした。スーパーで売っているものとはくらべものにならないです。

イチゴ

 

これもやっぱり地球温暖化、そしてこの暖冬のせいでしょうか?

今年も風水害をはじめとした災害の多い気象状況になってしまいそうで不安です。

災害大国日本、楽観視せずに災害対策・防災対策に皆さんも備えていきましょう。

 

最近だと気象庁の記者会見で事前の注意喚起があった時のその後の災害の被害の大きさなどを考えると、そうした情報を楽観視せずに注視しておくということも大事かもしれません。

関連記事

最新の記事