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青写真を描く

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9月20日に開幕したラグビーW杯が閉幕しました。

開催期間の約1ヵ月半、これほどまでに日本の多くの人々がラグビーというスポーツに熱狂したことは、未だかつて無かったのではないでしょうか。

実は私も“にわかラグビーファン”となって、連日行われる試合をテレビで観戦していました。
“Oneteam”というスローガンを常々口にしていた日本代表の選手達。その通り、全員で勝利へ向かっていく姿に、私も家族と興奮しながら試合を観戦し、予選突破の瞬間には思わず飛び上がって喜びました。

 

その中でも特に印象に残っていることがあります。

それは、日本の躍進が続く中、試合後のインタビューで日本代表の選手達が口々に「勝てると思っていた」「誰も信じていなくても、自分達はできると信じていた」と話していたことです。

アイルランド戦で日本が歴史的勝利を収めた翌日の会見で、主将のリーチ・マイケル選手が「勝てるという自信が一番の勝因だ」と答えていましたが、日本中、いや世界中のほとんどの人たちが日本代表の活躍を想定していなかった中、彼らだけが勝利を信じていたことに衝撃を受けました。

 

今年、日本代表は240日におよぶ合宿を行ったといいます。きっと我々には想像も出来ないほどの厳しい練習に練習を重ねる中で、勝てる要素を蓄えるだけでなく、リーチ選手の言葉にあるように“我々は勝てる”という共通認識を高めていったことが、予選リーグ1位通過、W杯初のベスト8という結果に繋がったのだと思いました。

 

たとえ難しいと不可能と言われても、自分達が目指す青写真を描き、それに向かってできることを一つ一つ積み重ねていく。その結果が多くの人々の感動や勇気へと繋がっていく――。

今回のW杯で、予選突破でベスト8という青写真に、一心に向かっていった日本代表の姿に憧れを抱いた人は少なくないのではないでしょうか。

 

さて、弊社は2010年5月に集音器「デカ音くん」の発売を開始しました。

それまで40年近く、官公庁や企業向けの仕事を中心としてきた我々としては、思い切ったものづくりでした。これまでの仕事で育んできた知識や技術をもっと皆様に役立てられないだろうかという願いのもと、青写真を描いた先にたどり着いたのが「デカ音くん」です。

発売開始からもうすぐ10年が経ちますが、その間に新たな青写真であるヘッドホン型集音器「フォンテック」の発売も開始することができ、おかげさまで多くの皆様にご愛用いただいております。

 

これからも、皆様のお困りごとやお悩みを解決できる製品づくりを目指すため、次の青写真に向い、社員皆で未来を思い描いて向かってまいりたいと思います。

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